ボトックスでマリオネットラインの改善~その2

以前に、ボトックス注射であごのラインをリフトアップして改善する『ネフェルティティリフト』の変法によるマリオネットライン改善の症例を「ボトックスでマリオネットラインの改善」でご紹介しました。

同じ方法について、モニター様の症例を経験できましたので、ご紹介します。

モニターの方は50代の女性で、上段がボトックス注射前、下段がボトックス注射の2週間半後(17日後)です。

ボトックスリフトによるマリオネットラインの改善、右斜め
ボトックスリフトによるマリオネットラインの改善、正面
ボトックスリフトによるマリオネットラインの改善、左斜め

いかがでしょうか?

やはりマリオネットラインが改善していますね。
(くっきり感が減っている)
注射前ではあご先が過緊張していたのが注射後には和らいでいることも分かるかと思います。これによって、あご先がシャープというか「シュッ」となります。

また、光の加減が多少違うせいもあるかもしれませんが、あごのライン(顔と首の境目)がくっきりとしたようにも見えますね。

この治療に伴うリスクは、「食事の際に下唇と歯の間にごはん粒がたまる」現象や、内出血などがあります。
メニューにはまだ掲載していませんが(費用は初再診料は別で75,000円を予定しています)、興味があるという方、モニターご希望の方がいらしたら声をおかけ頂ければ幸いです。

ボトックス注射だけで効果が足りない場合は、ヒアルロン酸注入などとの併用が効果的です。
よろしかったら、下記もご覧下さい。

しわ・たるみが気になる方
ヒアルロン酸注入
ボトックス注射

ヒトはなぜニキビになるのか?

ヒトはなぜニキビになるのか?皮脂の分泌が亢進して、毛穴が詰まって・・・ということではなくて、そもそも何故、ニキビという病気がヒトに存在するのか?という問いかけです。
ニキビは、ヒトでは非常にありふれた病気ですが、犬や猫でニキビ様の病態が知られている以外は、ヒト以外の動物では殆ど例がないそうです。ですから、上の問いかけは、「なぜ、ヒトだけにニキビという病気があるのか?」と言い換えることができます。

本当のことを知っている人は、多分、いませんし、そもそも答えは一つだけではないのかもしれませんが、面白い仮説が発表されたので、ご紹介したいと思います。

Med Hypotheses. 2020 Jan;134:109412.
Why Do Humans Get Acne? A Hypothesis
J F Shannon

先に結論というか、仮説の要点を述べておきます。

ヒトは動物界の中でもとりわけ、お産が「重い」生き物です。赤ちゃんの頭の大きさに比較して産道が狭いからです。狭い産道を通過する際に特に困難を伴うのが頭、顔、そして、胸と背中で、これはニキビ発症の第一条件となる皮脂腺の分布と一致します。そして、皮脂腺は、胎児が子宮の中にいる間に母親由来のホルモンの影響で発達して、出産の頃に皮脂の分泌が活発になります。こうして分泌された皮脂が「潤滑剤」となって、赤ちゃんが産道を通りやすくしているのかもしれない。
出生後に皮脂腺は小さくなって活動を休みますが、思春期になってホルモンバランスが変化すると、その影響で再び活性化して、それがニキビの発症につながるのだという仮説です。

それでは見ていきましょう。

ヒトは脳の発達と引き換えに難産を受けいれ、そして難産に適応するように進化した

ヒトが他の霊長類、あるいは他の動物と際立って異なる点は、二足方向をし、体の大きさに比較して大きな頭部、大きな脳を持つことです。この特徴が、ヒトの知能発達と繁栄をもたらしたと、一般的に考えられているものと思われます。
二足方向に適するために、ヒトの骨盤が狭くなり、逆に頭は大きくなったことで、お産は難しいものとなります。この難産化に適応するために変化したと考えられるのが、一つは泉門(乳児の頭部を触ると、頭頂部の少し前あたりと後頭部に、ふにゃふにゃして、骨が無い部分がありますが、それが大泉門と小泉門で、お産の際、胎盤の形に合わせた頭部の変形を助けていると考えられます)、もう一つは、赤ちゃんが産道を通過する際の回旋(産道の形に合わせて赤ちゃんが体の向きを少しずつ変えながら、産道を通過すること)です。
また、他の動物と比べて未熟な状態で生まれてくることも適応の一つと言えるでしょう。母親が一人でお産をするのではなく、仲間がお産を助けるのもヒトだけなのだそうです。

仮説:顔面での皮脂腺の発達は、難産に対する進化的適応の一つである

ヒトの頭部、顔面での皮脂腺の発達も、こうした、難産に対する進化的適応の一つかもしれない、というのが本稿の仮設です。上述のように、皮脂腺が特に発達しているのが頭部、顔面、次いで胸部と背部です。これらの皮脂腺は妊娠中の4か月目くらいから、胎盤を通過する母親由来のホルモンの影響で成長し、周産期にたくさんの皮脂を分泌するようになります。この皮脂が潤滑剤となって、赤ちゃんが産道を通りやすくなり、また産道を通る際に赤ちゃんの肌を摩擦から守っているだろうということです。

体毛が失われたにも関わらず皮脂腺が残ったのは、何らかの選択圧が働いたからと考えられる

皮脂腺は体毛を支える毛包と一体となって一つの単位となっています。このような単位には3種類あって、それぞれ、軟毛性毛包(Vellus follicles)、脂腺性毛包(sebaceous follicles)、終毛性毛包(terminal follicles)と呼ばれています。軟毛性毛包は細く短い毛を持ち、皮脂腺はあまり発達していません。大部分の体毛はこれに該当します。脂腺性毛包は細く短い毛を持ち、発達した皮脂腺を持ちます。毛包の管が毛の細さと比べると10倍程度と太くなっていることも特徴で、皮脂の分泌に特化した構造を持っていると考えられます。この脂腺性毛包がニキビの原因となる毛包で、顔などに多く分布します。終毛性毛包は太く長い毛を持つことが特徴で、発達した皮脂腺を持ちます。終毛性毛包は頭部に多く、つまり髪の毛となっています。

ヒトは他の動物と比べて体毛が少ないことも特徴の一つです。一般に、ヒトの祖先はチンパンジーや他の霊長類と同じように太い体毛に覆われていたのが、何らかの理由(汗腺の発達と併せて、暑さに適応したなど)でそれが失われていったと考えられています。
つまり、終毛性毛包が失われて軟毛性毛包に置き換わっていったと考えられるわけですが、手足などで見られるように、体毛と皮脂腺とが比例して委縮するのが自然な変化のように考えられます。ところが、顔などで見られる脂腺性毛包のように毛は細くなったのに皮脂腺が発達したまま残ったのは、何らかの「選択圧」があったためではないか?と考えられます。本稿の仮説は、この選択圧が上述の難産に対する適応なのではないかと考えています。

頭と顔の違い

毛髪が生えている頭部には終毛性毛包が残っています。終毛性毛包では、皮脂腺は発達していますが、太く長い体毛が(進化の過程で)保たれています。皮脂腺は発達しているので、上述の「お産の際の潤滑剤」としての機能は果たすと考えられます。
ニキビが発症する思春期以降、頭部の終毛性毛包でも皮脂の分泌は増加します。しかしながら、終毛性毛包では、毛髪が毛包の管内全体を占めていて、毛が徐々に伸長する(休止期もありますが)ために、皮脂が絶えず管外に押し出されることで毛包が詰まってしまうことがなく、したがってニキビにはならない(なりにくい)と考えられます。

皮脂腺の偏った分布をもたらした選択圧を説明できるような皮脂腺の働きは他に何かあるのか?

皮脂腺は、本稿の仮説以外にも様々な働きが提唱されています。抗酸化作用を有するビタミンEを供給し皮膚の健康を保つ、皮脂に含まれる脂肪酸の中には抗菌作用を持つものもある、汗が皮膚上で膜状に広がるのを助けることで温度調節をする、などいろいろありますが、これらは、なぜ、頭、顔、胸、背中に皮脂腺が偏って分布しているのかという問いには答えられません。
また、生まれてから思春期に至るまでの間、皮脂腺は活動を休んでいますが、その間も皮膚は至って健康な状態を保っていますから、上述の選択圧を説明できるほどの理由は、本稿の仮説以外には(今のところは)見当たりません。

ヒトだけにニキビができる、他の理由

ここまでは、何故、ニキビという病気がヒトに存在するのか?という問いかけに対して、ヒトという種族の遺伝的要因についてスポットを当てて見てきましたが、ニキビは食事習慣の影響も強く受けることが知られています。
世界中を見渡すと、ニキビが全く発症しないヒトの集団が二つ報告されています。パプアニューギニアのキタバ島の人々、それとパラグアイの”Ache”の人々です。彼らも、他の人類と同じように、狭い産道を通過する重いお産で生まれてきて、同じような皮脂腺の分布をしていますが、ニキビができないそうです。これは食文化の違いによると考えられます。いわゆる西洋的食習慣、高グリセミック指数食(ざっくりいえば炭水化物)と乳製品がニキビの悪化要因として知られていて、特に高グリセミック指数食(の摂り過ぎ)は人間に特有でしょうから、食習慣もヒトだけにニキビができる一つの理由であるとは言えるだろうと思います。

おわりに

~以上はあくまで仮説です。ヒトに固有の現象の観察なので、他の動物モデルなどでは検証ができません。ヒトで、難産の程度の民族差が見い出されることがあれば、皮脂腺の量を調べることで、仮設の検証ができるかもしれませんが、今のところはそのようなデータは報告されていません。
一方で、外胚葉異形成症という先天性疾患の一部で皮脂腺が減少しており、皮脂腺が少ない場合のモデルとなり得ますが、症例数が少なく、お産に関するデータについて筆者らは(文献サーチや専門家に問い合わせをしても)得られなかったようです。
検証の乏しい仮説ではありますが、説得力があり、興味深いと思いましたので、ご紹介致しました。

おまけ

にきび・にきび跡の治療についてはこちらをご覧下さい

>猫のニキビについての文献

Vet Dermatol. 2006 Apr;17(2):134-40.
An Evaluation of the Clinical, Cytological, Infectious and Histopathological Features of Feline Acne
E Jazic, K S Coyner, D G Loeffler, T P Lewis

>犬のニキビについての文献

J Invest Dermatol. 1981 Oct;77(4):341-4.
A Comparison of Comedonal and Skin Surface Lipids From Hairless Dogs Showing Clinical Signs of Acne
C J Bedord, J M Young

「美白」について考える

今年の5月に米国で黒人男性が警察官に不当に殺された事件を受けて、肌の色を元にした人種差別に対する抗議運動の世界的な広がりが、日本でも盛んに報道されています。
この動きを受けて、医薬品大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソンが、一部の美白化粧品の販売を取りやめる、さらに、仏化粧品大手のロレアルが自社商品から「美白」などの言葉を排除する、ことが報道されています。

「白」=「美」という価値観が、白人至上主義による人種差別の一つの表れであることがその理由でしょう。

“Black Lives Matter”は、日本でも初めて、6月15日に渋谷でデモ行進が行われていますが、欧米での一連の動きを見ていると、日本での受け止め方はかなり静かだと感じます。

日本でも「美白」は好まれていますし、現代の日本人は米国の影響を強く受けて育っていますから、日本に於ける「美白」志向も日本人の白人への憧れが根底にあるのではないか、もしそうならばこれも人種差別的なのか、という議論はあり得ると思います。

これについては、甲南女子大学教授の米澤泉氏が「白肌志向は白人への憧れか?―「色の白きは七難隠す」日本人女性の美白意識をたどる」というタイトルで論じています。
これによれば、日本人の白い肌への憧れは、古くは平安時代からあって、当時は日焼けしないで済む貴族への憧れであったそうで、また、一般庶民が「美しくなるために」白い肌を追い求める文化は鎖国中の江戸時代に広まったとのことですので、白人への憧れに端を発するとは言えないだろうと述べています。そして、人種差別とは無縁の日本独自の美白志向だから、上記の動きが日本に及ぶ必然性もないと結論づけています。

美容医の立場で見ると、「美白」の概念はまた少し違って見えます。
そもそも現代日本に於ける「美白」は、小麦色の肌が礼賛された80年代の後に、日焼けを引き起こす紫外線がシミやシワの大きな原因であるとの認識が広まってきたことで、健康な肌=日焼けしない白い肌と認識されるようになったものであると考えられます。

実際、クリニックを訪れる患者様方の訴えは、「肌を白くしたい」ではなくて、「このシミが気になる」です。肌全体のトーンが主な訴えである方は殆どいなくて、みんな、肌の色むらだったり、シミだったりくすみだったりが気になってクリニックを訪れ、そして美白成分の医薬品や化粧品を使用するのです。

ですから、ここで用いられる「美白」とは、「色むらのない均一な肌色」のことです。
さらに、シミやシワのない肌を求めて紫外線を避けることは、同時に皮膚癌の予防にもなるわけで、この文脈での「美白」とは、「健康な肌」とほぼ同義であると考えられます。

欧米発の美白化粧品と言えば、「オバジ」(クリニックでは、Zein Obagiの頭文字を取った「ZO」ブランドの化粧品を扱っています)が有名です。そのオバジ(ZO)の化粧品に於ける美白も、同じ文脈での美白だと思っていました。
他のブランドでも、そう変わることはないと思うので、冒頭で引用した欧米に於ける「美白」排斥の動きは、少しずれている過剰な反応と言えなくもないように思います。

それでもそうした動きが生じるのは、人種差別問題がそれだけ根深いということなのでしょう。
私などが論じることではありませんが、現在の欧米社会を作り上げてきた歴史そのものへの大いなる反省なのでしょうか。
私たちが静観していて良いのかどうかは分かりませんが、歴史を反省するという姿勢は見習うべきことであるようにも思います。

新型コロナ肺炎と血液型の関係について~ABOよりもRh?

今日のお話は美容医療ともクリニックとも全く関係がありません。

数日前のニュースで、ABOの血液型と新型コロナ肺炎の重症化とに相関があることが報道されていました。
それも、New England Journal of Medicineという、医学論文のトップジャーナルに掲載されたのですから、結果の信憑性も高いと考えられます。ただ、ニュースでは詳しいことが全く分からないので、原著を読んでみました。

Genomewide Association Study of Severe Covid-19 with Respiratory Failure
David Ellinghaus et al.
N Engl J Med. 2020 Jun 17

まず、タイトルを一読して分かることは、ABO式血液型に焦点を当てて調査した研究ではなく、(ヒト)ゲノム全体を調査した研究であることが分かります。
具体的には、スペインとイタリアの7つの病院で、新型コロナ肺炎患者(酸素吸入か人工呼吸を受けている重症患者)と、コントロールとを対象にして、858万のSNP(一塩基多型;DNAのATCGの配列のうち一文字(一塩基)が別の文字(塩基)に置き換わっている遺伝子多型≒遺伝子変異)が解析されました。
サンプル数は、イタリアが835人の新型コロナ肺炎、1255人のコントロール、スペインが775人の新型コロナ肺炎と950人のコントロールです。

ちなみに、新型コロナ肺炎は欧州ではイタリアとスペインの二国で初期の感染爆発が見られたため、その感染のピークの頃にこの二国が研究対象となりましたが、比較的穏やかだったドイツとノルウェーの研究グルールがサンプルの遺伝子解析などに平行して協力したことで、この研究が実ったそうです。

解析の結果、第3染色体短腕(3p21.31;ゲノム上の場所を表しています)と第9染色体長腕(9q34.2)の2か所に、二つの群で有意な違いが見られる部位が見つかりました。

このうち、前者は6つの遺伝子が集まっている場所で、これらの変異は、同じ新型コロナ肺炎群の中でも、人工呼吸を受けた群で多く(酸素吸入だけではなく)、さらに二つの対立遺伝子の両方とも変異となっている19人の患者は、比較的若い患者が多かった(通常、新型コロナ肺炎は高年齢の方が重症化しやすい)ことから、この部分の変異は新型コロナウィルスの重症化と相関することが示唆されます。
また、この変異の頻度には地域差(≒人種差)が見られるそうです。
6つの遺伝子のうちのどれが新型コロナ肺炎の重症化の原因となり得るのかは今回の研究では分かりませんでした。SIT1、CCR9、CXCR6などが候補となるだろうと筆者らは考えています。SIT1は新型コロナウィルスの受容体として働くACE2と相互作用する蛋白質で、CCR9とCXCR6はいずれもサイトカインの受容体で炎症のメディエーターとして働きます。新型コロナ肺炎の重症化では「サイトカイン・ストーム」がキーワードの一つでしたね。

もう一方の第9染色体の変異が見られたのがABO式の血液型です。
新型コロナ肺炎のかかりやすさが、A型で1.45倍(かかりやすい)、O型で0.65倍(かかりにくい)というデータです。
この研究以外でも、2つのグループ(中国と米国)から、新型コロナ肺炎と血液型とが相関するという報告が投稿されていて、現在査読中(preprint)のようです。また、2002~2003年に流行したSARS(新型コロナウィルスと近縁)でも同様の報告がされています。

ABO blood group and susceptibility to severe acute respiratory syndrome.
Cheng Y et al.
JAMA 2005;293:1450-1.

血液型とウィルス感染の相関は、他にもB型肝炎ウィルスなどでも見られているそうです。
血液型遺伝子(赤血球の膜上の糖蛋白の糖鎖を変える)がどのようにして新型コロナ肺炎の感染と関わるのかは不明ですが、この糖蛋白そのものや、あるいは血中に作られている抗体(ABO抗原に対する抗体)が関係するかもしれませんし、あるいは、この遺伝子がvon Willebrand因子(血液の凝固に関わる因子の一つ;新型コロナ肺炎では血液凝固異常が見られる)の安定化に関わっていることがもしかしたら関係あるかもしれないと筆者らは指摘しています。

さて、血液型と新型コロナ肺炎のかかりやすさに相関があるならば、国別の血液型の分布の違いと新型コロナ肺炎の患者数や死亡者数とに相関があるのかどうか、興味を持ちました。新型コロナ肺炎は東アジアでは感染者・死亡者数が少なめに見えますので。
血液型の分布も新型コロナ肺炎の患者数も、インターネット上で入手できますので、さっそく確認してみました。

まず、日中韓に加えて、死亡者がゼロでアジアの優等生とも言えそうなベトナムの四カ国と、新型コロナ肺炎の感染者数のトップクラスである米国やブラジルなどとを比較してみました。

予想される結果は、日中韓越でA型が少なくO型が多い、新型コロナ多発国で逆となることですが、表を見るとあまり相関ないように見えます。
それよりも、ABOとセットで記載されていたRh型の方が相関あるみたい??

ということで、もう少し詳しく解析してみました。
上の表のような中途半端な抽出ではなくて、血液型分布データが手に入る全ての国を含めてグラフを描いてみました。

データを参照したサイトは下記です。
新型コロナウィルス感染者数・死亡者数など
https://www.worldometers.info/coronavirus/

世界の国々の血液型分布
https://en.wikipedia.org/wiki/Blood_type_distribution_by_country

まずABO式血液型。
B型、AB型でのオッズ比は分かりませんでしたので、これらについては「1」として、人口に占める各血液型の割合と、それぞれの血液型での(それ以外の血液型に対する)オッズ比(上のNEJMの論文のデータ)との積の和を横軸に、人口に占める患者数と死亡者数(人口1万人当たり)を縦軸にして描いた散布図がこちらです。

感染者数では逆相関、死亡者数では正相関というグラフです。
1をカットオフ値として、1より大きい群と小さい群とで、感染者数、死亡者数とに有意差があるかt検定をしてみたところ、感染者数ではp=0.5881、死亡者数では0.0019で、後者でのみ有意差ありと見ることができます。
上のNEJMの論文は、ある程度以上重症な(酸素吸入か人口呼吸を受けている)新型コロナ肺炎を対象としていますから、「かかりやすさ」ではなくて「重症化のしやすさ」と解釈すれば、論文のデータと整合性のある結果であると見て取れます。

つまり、ABO式血液型の国別の分布の違いは、新型コロナ肺炎の死亡率の国別の違いの一因であることが示唆されます。

とはいえ、相関性は高くはなくて、東アジアと欧米との大きな差を説明するには程遠いと言えます。あくまで、「一因」で、しかもその寄与は少ないと考えられます。

一方のRh型。
Rh+の比率を横軸にして同様に描いたグラフがこちらです。

感染者数、死亡者数とも正相関となり、死亡者数では、目ではっきりと傾向が読み取れると思います。
ABO血液型と同様に、こちらでは0.1(10%)をカットオフ値として検定してみると、感染者数はp=0.1405、死亡者数は0.0000275で、やはり死亡者数のみで有意差ありと判定できると言えます。

グラフを見た印象でも、t検定でも、ABO型よりもRh型の方が新型コロナウィルスでの死亡と強い相関がありそうに見えますね。

RhD抗原の生体内での役割について何か知見があるかと調べてみたら、それについてはヒントが見つからなかったのですが、RhD抗原と新型コロナ肺炎との関連を示唆するpreprintの論文を見つけました。

Testing the association between blood type and COVID-19 infection, intubation, and death
Michael Zietz and Nicholas P. Tatonetti
preprint

Rh+とRh-で比較したというよりは、A+(Rh+のA型)とB+が他の血液型と比べて新型コロナ肺炎と相関がありそうだという結果のようです。

上の私のグラフで、「(血液型による)低リスク群」で高い感染者数、死亡者数となっている「例外的」な国は、ペルー、チリ、シンガポール(死亡者数は多くない)、エクアドルです。
ペルー、チリ、エクアドルはいずれも南米の国ですので、何か共通点があるかもしれないですね。

なお、Rh+/-が新型コロナ肺炎と相関があるとしても、それが直接関わるとは限らなくて、何かRh+が遺伝しにくい選択圧(ヒトの遺伝子によるものかもしれないし、もしかしたら地域による違いかもしれない)があって、それが新型コロナ肺炎と相関しているというような間接的な関わりの可能性もあるかと思います。

いずれにしても、研究の価値はあるかもしれないですね。

ハイドロキノンって天然成分?

インターネットを見ていると、「色素沈着に強い効果を発揮するハイドロキノンは、意外にもイチゴやコーヒー、紅茶にも含まれている天然成分なのです」というような文言を見かけることがあります。

例えば、製薬会社のウェブサイトでも
「ハイドロキノンは、イチゴ類、麦芽、コーヒー、紅茶など天然にも存在する成分」と記されてます。

本当なの?と思って調べてみると、ちゃんと文献がありました。

Human Exposure to Naturally Occurring Hydroquinone.
P J Deisinger et al.
J Toxicol Environ Health. 1996 Jan;47(1):31-46

ハイドロキノンは古くから工業的に合成されていて、1946年頃にハイドロキノン合成工場に於ける健康被害の報告がされています(報告を受けて対策がされて、今では同様な健康被害はなくなっていると思われます)。職業的にハイドロキノンに暴露されている人がいるわけですが、そうではない人の尿中や血清中からも低濃度のハイドロキノンが検出されるため、この論文では候補となる食品について、ハイドロキノン含有の有無について調べています。
コーヒー(0.2ppm)、赤ワイン(0.5ppm)、小麦(0.2~0.4ppm)、ブロッコリ(0.1ppm)などから検出され、さらに健康な被験者がこれらを含んだ食事をすると2~3時間後に血清中のHQが5倍、尿中では12倍になったと報告しています。
(つまり、一般の人で、食品中のハイドロキノンが体内に摂取されていることが示唆される)

イチゴ(果物として有名なイチゴ;バラ科)については、文献は見つかりませんでしたが、イチゴノキ(ツツジ科、英語でも”strawberry tree”)については複数の文献が見つかりました。
例えば、

Quantitative Analysis of Arbutin and Hydroquinone in Strawberry Tree (Arbutus Unedo L., Ericaceae) Leaves by Gas Chromatography-Mass Spectrometry.
Karlo Jurica et al.
Arh Hig Rada Toksikol. 2015 Sep 1;66(3):197-202

ちなみにwikipediaによれば、イチゴノキの果実は食用にはなるが、あまり美味しくないもののようです。もしかすると、イチゴノキとイチゴが混同されて「イチゴにハイドロキノンが含まれている」説が広まったのかもしれないですね。

また、hydroquinoneの英語版wikipediaには、天然に於けるハイドロキノンの例がいくつか記載されています。
“Bombardier beetle”という昆虫は危機に際してお尻からハイドロキノンと過酸化水素の混合液をスプレー噴射して身を守るそうです。検索すると、カエルに捕食された後に生還するBombardier beetleの様子がYouTubeでご覧頂けます(閲覧注意)。
その他、クマコケモモにはアルブチンが含まれていて、食するとアルブチンの代謝物であるハイドロキノンが尿中から検出されるそうです。
クマコケモモは英語で”bearberry”で、上記のイチゴノキと同様にツツジ科でイチゴに似た〇〇ベリー系の果実が成りますので、ハイドロキノンがイチゴに含まれる説の出所はこちらの可能性もあるかもしれないですね。

いずれにしても、天然にも存在する成分であることは、ハイドロキノンの効能や安全性とは関係がありません。「豆知識」になるかなという程度のこととご認識頂ければと思います。

紫陽花が咲きました

当クリニックのホームページを飾っているのは紫陽花の写真です。
特別な理由があったわけではなく、何か使えそうな、感じの良い写真はないかと、撮りためた写真を漁った中からたまたま選んだのがこの一枚だったというだけのことです。

ただ、個人的にはかなり気に入っているのと、クリニック看板にもデザイナーの方からの提案で紫陽花のモチーフを採用していることもあり、何となく、紫陽花がクリニックの象徴になりつつあるような気もしています。
紫陽花は土壌の成分によって花の色が変わる性質があって、「変化」を象徴するようにも感じられるので、美容クリニックのテーマに合っているような気もします。

さて、先週のことですが、クリニック外溝に紫陽花が咲いていることに気が付きました。

↓この部分です(写真の左下隅っこです)

花はこんな感じ。

ガクアジサイですね。
(ガクアジサイは日本で自生する原種で、よく見るアジサイ(ホンアジサイ)はこれを品種改良したものだそうです)

気づいてからそろそろ一週間ですが、少しずつ花が増え、表情も変化しています。

大きな花びらの花が丸く周りを囲って、その中に小さな手毬みたいなのがいっぱいあったのですが、その手毬から小さな花が咲きました。
残りの手毬たちからも次々と花が咲くのでしょうか?
また明日以降、楽しみにしています。

マスク着用による肌への影響

新型コロナウィルス、緊急事態宣言は解除されましたが脅威が去ったとは程遠い状況で、むしろこれからが新型コロナウィルスと私たちがお付き合いしていく本番かと思います。

巣ごもりから解放されて、密を避けながらも他の人々と接していくために外せないのがマスクですね。

さて、マスクを着用していると、常時、頬にマスクが触れている状態になりますから、それが刺激になってニキビができやすくなりそうです。
実際、「マスクが触れる部分にニキビができて・・・」というご相談は、コロナ禍の中で私も何人か経験しています。

そんな中で、マスクが皮膚に与える影響について調べた研究が報告されました。
新型コロナ感染が最初に拡大した武漢からそう遠くない四川省で、まさにコロナが広がっていた今年の2月から4月に、健常者を対象に行われた実験です。

Short-term Skin Reactions Following Use of N95 Respirators and Medical Masks
Wei Hua et al.
Contact Dermatitis. 2020 May 13;10.1111/cod.13601. on line ahead of print

実験に参加したのは20人の中国人の健常者で、室内環境に1時間慣れてからマスクを4時間連続(ただし、途中で測定のために短時間外している)で着用し、着用中(2と4時間)と着用後(30分と1時間)の肌の状態を測定しました。
測定した項目は、肌の潤い、経皮水分喪失量(TEWL)、紅斑(炎症による赤み)、pH、皮脂分泌です。
2種類のマスク(N95マスクとサージカルマスク)を用意し、2日間(間に1日以上空けて)に分けて、1日目にランダムに決定したどちらかのマスクを着用、2日目にもう一方のマスクを着用して実験をしています。
測定は、マスクでカバーされる部分とカバーされない部分との両方を測定して、マスクによる影響を判定しています。

結果は、
どちらのマスクでも、肌の潤い(10%強)、TEWL(20~30%)、pH(0.1くらい)は統計的に有意に上昇、紅斑(値)はマスクで覆われた部分でベースライン(着用前)よりも上昇、皮脂分泌(50%くらい)は、マスクでカバーされた部分とカバーされていない部分の両方でベースラインよりも上昇しました。
上昇の程度は、N95とサージカルマスクとで有意差はなかったものの、外した後の回復はN95の方が時間がかかる傾向がみられていました。

肌が潤うのは、蒸気を含んだ呼気がマスクと口の間にたまるからかと思います。
TEWLとpHが上昇しているのは、肌の健常なバリア機能が損なわれていることの表れと考えられます。
紅斑がみられるのは、マスクで覆われて皮膚の温度が上昇することで血流が増えたと言えなくもないですが、マスクを外した後も紅斑がしばらく持続していて、炎症による反応のように見えます。

皮脂分泌がマスクで覆われていない部分でも上昇している(しかも覆われている部分と上昇率があまり変わらない)のは興味深い現象ですが、筆者らもその原因については未知としていました。

皮脂分泌の増加はニキビの主要な原因ですから、患者さんが「マスクをしたらニキビができた」と感じる、私たちが「マスクをする人が増えたらニキビの訴えが増えた」と感じることの合理的な説明になっていると思います。
機械的刺激がニキビの悪化要因になるとはよく言われることなので、マスク着用の影響は「マスクが触れていること」くらいに思っていましたが、こうした実験結果を見せられると、なるほど、それだけではないことが良く理解できました。

なお、ニキビ以外にも、マスク着用でかゆみを感じたり、接触性皮膚炎を発症したりも普通にあることだそうです。
(私自身は多少のかゆみ以外はあまり経験しませんが)
これもTEWLやpHの上昇などの上記の結果で説明ができますね。

新型コロナと付き合っていく上で必要なマスクと手洗い。
手洗いは、エタノールでも石鹸でも肌荒れを起こしやすいもの、そして、マスクも今回の論文で分かったように、多少は肌トラブルを招くもの。
こうしたことも理解した上で、上手にお付き合いしていきたいものです。

ボトックスで素敵な笑顔に

先日、アラガンのWEBセミナーに参加しました。
テーマはボトックスで、九州で活躍する美容外科医の西田美穂先生がご自身の診療のご経験などを講演されました。

印象的だったのが「眉間のボトックスをすると、口角が上がる」という観察。
ある男性の症例で気がついたそうですが、そのお一人だけではなく、先生曰く「みんな」そうなっているとのことです。

眉間に注入したボトックスが遠く離れた口角で作用したとは非常に考えにく、その先生の考察では、眉間と口角の筋肉が「協調」して動いていて、その一方の動きが制限されるともう一方も動かしにくくなるのではないかということでした。

確かにそうなのかもしれないです。
眉を寄せるのも、口角を下げるのも、どちらも不機嫌だったり悲しかったり、ネガティブな感情の際の表情筋の動きですから、同じ感情の変化に応じて関連する筋肉が一斉に動くようなメカニズムがあるというのは実に納得のいく説明です。

でも、私が上記の発表を聞いて思い浮かんだのは、全く別のことでした。
「フェイシャルフィードバック仮説」です。

フェイシャルフィードバック仮説(facial feedback hypothesis)とは、一言で言えば
「表情の変化は、感情が表出した単なる「結果」ではなくて、表情の変化が逆に感情の変化の直接の「原因」となる」
というものです。

禅問答のようで分かりにくいかもしれないです、ごめんなさい。

感情の変化  → 神経を介して筋肉にシグナルを送る → 表情筋の動き(表情の変化)
表情筋の動き → 神経を介して脳にシグナルを送る  → 感情の変化

こういう両方向の神経伝達があって、感情の変化が表情の変化を介して増幅したり軽減したりするのだという仮説です。

こうした仮説を最初に著書で唱えたのは、「進化論」で有名なダーウィンです。

例えば、怒っているときに感情のままに怒りを表に出していると、怒りはますます強くなる。逆にクールを装っていると、怒りの感情までもが和らぐ。

確かにそうかもしれない。

でも、感情に身を任せて怒るにしても、逆にクールを装うにしても、自分自身、表情筋の動きをコントロールしているのか、それとも感情をコントロールしているのか、本当のところはなかなか分からないですよね。

それで、長らく「仮説」のままで研究のしようも無かったのだと思いますが、その状況を変えたのがボトックスです。
ボトックスを使えば(理論上感情の変化とは関係なく)表情筋の動きをコントロールできますから、「表情筋の動き」が原因となって「感情が変化」するかどうか確かめることができます。

そして、実際に、ボトックス注射によって眉間の動きを制限すると、ネガティブな感情が抑制される・・・具体的には「鬱(うつ)」の症状が改善することが示されていて、うつ病の治療法の一つとして注目されているのです。
(精神科領域全体の中での注目度の大きさは知りません、念のため)

眉間のボトックス治療をすることでネガティブな感情が抑制されるのならば、ネガティブな感情によって起きる他の表情変化も当然抑制されるはずで、下がりがちだった口角が上がるのは実に自然なことと考えられます。

もちろん、西田先生の考察を否定するわけでは全くなく、どちらもありそうだなあと思うのです。

新型コロナの影響で気持ちもふさぎがちな世の中。

一方で、笑いは免疫力をUPするという説もありますし、そして免疫力のUPはコロナに対抗する一助になりそうですし、できるだけ明るい気持ちで生活したいなあと思います。

「笑いで免疫力UP」に一番効果が高そうなのはテレビのお笑い番組ですが! 眉間や口角にボトックスを打つのも良いかもしれません。
少なくとも、見た目の印象が良くなって、周りの人を明るい気持ちにできるかもしれないですよね。

新型コロナ肺炎と男性型脱毛症の意外な関係

パンデミックを引き起こしている新型コロナ肺炎ですが、早い時期から男性の方が重症化しやすいことが指摘されていました。その理由として喫煙率や生活習慣などが取り沙汰されていましたが、もう一つの可能性として、男性ホルモンが関係するかもしれないという論文が発表されていました。

新型コロナウィルスが感染する際には、コロナウィルスの表面にある『スパイク蛋白』と呼ばれるたんぱく質が、ヒトの肺などで発現している『ACE2』(アンジオテンシン変換酵素2型)と結合することでウィルスが細胞の中に取り込まれるわけですが、それに先立って、スパイク蛋白が修飾を受ける必要があります。
この修飾(実際にはスパイク蛋白の一部分が切り取られる)をするたんぱく質がTMPRSS2(膜貫通型蛋白分解酵素セリン2)なのですが、男性ホルモンはこのTMPRSS2の発現を制御しているのです。

男性ホルモンの働きで、TMPRSS2の量が増え、TMPRSS2がコロナウィルスのスパイク蛋白を「修飾」することでコロナウィルスはACE2を発現する細胞に入り込めるようになる ― つまり理論上、男性ホルモンが間接的にコロナウィルスの感染を促進するだろうということです。

同じメカニズムはSARS(2003年に流行したコロナウィルス肺炎、新型コロナとよく似ている)でも実験的に確かめられています。さらに、TMPRSS2はインフルエンザウィルスの細胞侵入も促進します。

Gorenらは、上の仮説を確かめる目的で、スペインに於けるコロナウィルス肺炎の患者らについて、男性型脱毛症(AGA)の有病率を調べました。
その結果71%が「臨床的に有意な」AGAで、29%が軽度のAGAの症状を有していました。
比較対象となる、スペインの一般人口に於けるAGAの有病率は残念ながら無いのですが、白人(Caucasian)でおよそ31%から53%くらいと言われているそうです。

新型コロナ肺炎は、報道を見る限りは欧米での感染拡大が深刻で、アジアでは欧米と比べて感染者数も重症者数も少ないように見受けられます。アジア人には比較的優しいウィルスと言ってしまうと先走り過ぎかもしれませんが、医師向けの掲示板(m3.com)でもそうした見方は話題になっています。
その理由として、BCG説も取り沙汰されていますが、何らかの遺伝要因の可能性ももちろんあるわけです。

その遺伝の要因として、上記の男性ホルモンは候補の一つになり得るでしょう。
男性型脱毛症の人種による違いは、アングロサクソン(白人)は若くして発症して進行も早い、日本人は遅く発症して進行もゆっくりなのだそうです。

さて、男性ホルモンが新型コロナウィルス感染を促進することが本当だとしたら、あるいは新型コロナウィルス肺炎の重症化に男性ホルモンが関与しているのが本当だとしたら、男性ホルモンをターゲットとした治療が新型コロナウィルス肺炎の重症化を抑制する一つの候補になり得るのかが気になるところです。

今のところ、その証拠はありませんが、Gorenらはその検討はすべきだろうと結論づけています。
具体的には、AGAの治療薬として私たちが日々処方している、ザガーロやプロペシア(ザガーロの方が男性ホルモンの抑制作用が強いので、上記の目的では効果が高そう?)が、特にAGAの方々では新型コロナ肺炎の重症化リスクを抑制する可能性があると考えられます。(あくまで「可能性」です、念のため)

私たち美容・形成クリニックは医療機関とはいっても新型コロナとは縁が遠そうな分野と思っていましたが、意外なところでつながってるみたいだ、というお話でした。

文献>

Goren A et al
A preliminary observation: Male pattern hair loss among hospitalized COVID-19 patients in Spain – A potential clue to the role of androgens in COVID-19 severity.
J Cosmet Dermatol. 2020 Apr 16

Hoffman M et al
SARS-CoV-2 cell entry depends on ACE2 and TMPRSS2 and is blocked by a clinically proven protease inhibitor.
Cell 2020: 1-10

「板見教授インタビュー: 男性型脱毛症(AGA)になるメカニズム」
https://www.aderans.co.jp/kamiwaza/kami_trivia/itami_01_choice/

エンビロン製品入荷のお知らせ

コロナウィルス感染が拡大し、緊急事態宣言が発出され、皆さまも息苦しい毎日を送っておられることと思います。
そのような厳しい状況ではありますが、Uビューティクリニックは予定通り4月14日から開院しております。また、昨日5月1日より保険診療も開始致しました。

さて、コロナウィルス感染拡大への当クリニックの対応について、HPでご案内しております。
コロナの影響による一部医薬品や化粧品の欠品のご案内もしておりました。
エンビロンの化粧品の殆どの供給が止まっている旨のご案内をしておりましたが、本日、下記アイテムが入荷しましたのでご案内申し上げます。

デリケートジェル
モイスチャージェル2番
モイスチャークリーム4番

(ジェルとクリームの1番は1セットのみ在庫がございます、クリームの2・3番は在庫切れです)

どうぞよろしくお願い申し上げます。