アラガンのICCサミットに参加してきました

昨日、アラガンの勉強会に参加してきました。
「ICCサミット」という会でしたが、タイトルだけ見ても何の勉強会か分かりませんね。

アラガンは注入系治療の代表である、ヒアルロン酸やボトックスの製剤を販売している会社です。
アラガンの勉強会は時々開催されていて、製剤についての説明や、注入テクニックなどを学ぶ良い機会となっているのですが、今回はそうした技術的なことは当然の前提とした上で、ヒアルロン酸やボトックスなどの注入治療をどのように患者様にお勧めしていくかを学ぶ会でした。

総勢37のクリニックが参加して、各クリニックでの取り組みをポスターにしてお互いに発表しあった他、今泉明子先生やアラガン内の研究グループの方の講演、患者役とスタッフ役に分かれてのロールプレイなど、とても勉強になる会でした。

美容医療というのは、患者様の病気を診断して治療する一般の医療とは異なって、一人一人の患者様がそれぞれお持ちのお悩みに対して医療をご提供していくもの。
例えば、一口に「ほうれい線が気になる」と言っても、背景にあるお悩みや目的はお一人お一人で異なるので、最適な治療も当然、全員に同じで良いわけではありません。

患者様の真のニーズを汲み取って、最適な治療をご提案していく― そのためにカウンセリングをどう進めていくのか。
時間をかけて患者様のお話しをじっくりとお聞きする、これは今までも心がけていましたが、それだけではないということを学びました。

さっそく日々の診療に役立てていきたいと思います。